可処分所得を増やす道 ー所得控除と所得税額控除の違いー
どうも!ハルです!
今日は、可処分所得を増やすための取り組み、第一弾として、
所得控除と所得税額控除に関して、簡単に説明します。
この場合の可処分所得とは、収入から必要経費等を除き、自分が一定期間において、使うことができるお金を指しています。
1.目的
所得税額控除、所得控除を用いることで、可処分所得を増やす。
可処分所得を増やすことで、少しでも豊かな生活を送ることが目的です。
2.所得控除と所得税額控除
①所得控除
所得控除とは、当事者の所得から、一部を控除できるというもの。
例えば収入が500万円あった場合に、所得控除が20万であるとすると、
480万円の所得があるものと見做される。
税金や保険料等は、480万円の所得があるものとして、算出され、納税等を行う。
②所得税額控除
所得税額控除は、当事者の所得から算出される、所得税額から一定額を控除することができるというもの。
所得に対する所得税が30万円、所得税額控除額が10万円の場合、納付の必要がある所得税は20万円となります。
所得の額は変わらないので、社会保険料等の納付額は変わりません。
3.所得控除と所得税額控除を受ける方法
以下に該当する場合、(税務局の判断となりますが)確定申告等を行うことで、控除を受けられることがあります。
①所得控除
(1)寄付金
国や地方公共団体への寄付金は、所得控除または所得税額控除を受けられるものがあります。
有名なものであれば、「ふるさと納税」。
所得に対し一定額で、寄付金の総額-2000円を税額控除することができます。
(2)株式等の配当(所謂、配当控除)
配当は、配当元の株式会社等で法人税が課税されており、
税額控除が認められています。
計算方法は、所得によって異なるので、注意が必要です。
(3)住宅ローンを組んで10年間(所謂住宅ローン控除)
住宅ローンを新築、購入、増改築した人が対象。
期間10年で、所得が3千万円以下の人で、条件を満たせば適用することができます。
一般的に、初年度は確定申告で、2年目以降は会社の年末調整で、手続きをしてもらえることが多いです。
4.まとめ
・所得控除と所得税額控除の存在と意味を理解することが大事
・活用できるもの、自分の生活に取り込めるものは取り込むべし
・但し、適用できるか、併用できるかは税理士や税務局に要相談であり、過度の適用は行わないこと